Monday, June 01, 2009

音楽会議4に参加

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「百式」× YAMAHA音楽会議4に参加してきた。

金曜夜のイベントだったが、何もメモせずにずるずる来てしまった…しかし明日からまた「家は寝るだけ」的な生活が1週間始まりそうなので今簡単に書いておくことに。

テーマは「音とケータイ」の組み合わせでどんな生活やビジネスが可能になるか。
僕は携帯電話というアイテムにはかなりまどろっこしさを感じていて、iPhoneやBlackBerryはおろか、フツーのケータイに備わっている機能の10%しか使わない生活をしている。それゆえに、「まどろっこしい」イメージのケータイと、「音×ケータイ」のテーマで浮かぶ夢のようなアイデアとのギャップは相当なもので、並の飛躍じゃ埋められないと感じていた。アイデアに蓋をしていたわけだ。ところが、YAMAHA社員の皆様の「夢見る力」と本気度、それからイベント参加者の自由な発想に大いに刺激を受け、カチカチの会社の中で早くも自分が「柔軟性の劣化」を起こし始めていることを改めて認識。先週と同じ仕事をしながらも今週からはもっとエキセントリックにいかなければと腹をくくる(風当たりはそれなりに厳しい)。

こういう社外イベントへの参加は、目線の修正とモチベーションアップのためであることが多いのだが、今回はテーマが「音」に関するものであること、そして集まったみなさんがバラエティに富んでいて面白かったこともあり、久しぶりにエキサイティングなイベントを楽しむことができた。主催の田口さん、YAMAHAさんには感謝です。田口さんには初めてお会いしたのだが、これまた面白い方で、IDEA*IDEA など今まで以上に毎日楽しく読めそうだ。終電を逃がす結果となったが、懇親会も楽しかったしまた是非イベントに参加したい。


イベントの内容は…
「音楽会議4」でググれば他の参加者の方のレビューがいろいろ出てくると思うので基本的にそちらをご参照。印象に残った、というかかなり欲しかったYAMAHAの試作「ケータイ楽器」(振ってテンポをコントロールできる指揮棒やドラム、ボタンを使ってキーボードやギター演奏ができるソフトなど)は感動もの。
音楽の溢れる豊かな生活を創り出す上で、そのツールを提供することはYAMAHAの至上命題だが、それにしても売れる売れないを度返ししてチャレンジングな創作を先にどんどんやっていくマインドには何だかほっとするところがあった。「大企業も捨てたもんじゃない」好例だろう。

ただ一方で、スタッフが面白いものを創って結果的に「売れた」という形もさることながら、「売れる」アイテムを冷徹な戦略の下に仕掛けることは、YAMAHAのような影響力の強い企業にとってもっと重要なことだと個人的には思う(バランス次第ではクリエイティビティが失われ、本末転倒になるが…)。音楽はもっともっと身近なものであるべきだし、まだまだ人間の生活を豊かにする余地がある。「聴く」方ではipodがかなりのレベルでそれを実現したが、人間には受動的に「聴く」のみならず音楽を主体的に楽しむ能力や創造性がある。社会に大きなインパクトを与えやすいのはやはりどちらかというと大きな企業だ。一部の僕みたいな音楽愛好家が満足するに留まるレベルの商品開発を抜け出て、YAMAHAをはじめ、音に関わる企業が多くの人にキッカケを与えるような道具を生み出してくれることを大いに期待。


家の中でも街を歩いても多くの人が音を楽しんでいる。そういう世界が創られることを願って止まないし、僕自身、音をテーマに人々の幸せを創ることができればなと思っている次第だ。


最後に、個人的なことだが、時間がない人でもサクサク作曲してそれをスコアとして記録できるお手軽なツールはないだろうか…切に願います。
今流通しているものは(全然知らないけど)ユーザビリティが圧倒的に低い上に、価格もかなり高め。普通の人がやる音楽作りって直感的なものだし、それに合わせてインターフェースも直感的じゃないとだめだと思う。左脳使わせすぎ…
 

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